SG第47回ボートレースオールスターが26日に開幕する。今年は聖地・住之江ボートが舞台。オールスターは07年第34回大会以来、実に13年ぶりで、史上初のナイターレース開催。本番直前連載を3回シリーズでお届けする。第1回は住之江のコース特徴を紹介する。

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◆淡水プール 淡水のプール水面。淡水は水質が硬くなるものだが、住之江はその中でも特に硬いと言われる。硬いがために2コース差しが難しい。引き波を越えて差し切るには、エンジンパワーが必要になるからだ。選手たちは「乗りやすさ、回りやすさを重視」して調整するのが一般的。

◆インが圧倒的 住之江の昨年1年間のイン1着率は、59・4%。全国24場平均は55・5%。データ面でもインの強さを示している。また今年1月から4月末まで4カ月間の集計では、1着率は61・7%まで跳ね上がっている。全国平均は55・6%と、ほぼ変わらない中での現象。住之江の舟券作戦でインを外すことは考えられない。

◆風は穏やか 年末12月にSGグランプリを開催することが多い住之江。1Mが南、2Mは北に作られており、真冬はホーム追いの北風が目立つが、今の時期は、ホーム向かい風になる。ちなみに5メートル以上の強風になることは少なく、水面も穏やか。1Mを回れば風が背中を押す形になり、ターンが流れることもそんなに見られない。これがインの強さを助長する。

引用元URL:https://www.nikkansports.com/public_race/news/202005220000030.html