SGオールスター直前連載の2回目は、イチ推し注目選手、大山千広(24=福岡)に迫る。昨年はファン投票4位でSG初出場。今年は投票2位で、2年連続のドリーム戦メンバーに選出された。レディースチャンピオンを制し着実に力を付けてきたニューヒロイン、今年はどんな走りを見せてくれるか。

   ◇   ◇

ファン投票2位。中間発表ではトップだった。その時に話を聞くと「そんな選手ではないですが」と、はにかみながら謙遜した。だが昨年、レディースチャンピオンを23歳6カ月の史上最年少で制覇し、優秀女子選手にも選出。大きくステップアップした。今年はオールレディース、ヴィーナスシリーズを3回優勝。女王の道をひた走っている。

SG初出場となった昨年の大会。DR戦は4着、翌日の2戦目で水神祭を挙げた。チャレンジカップでは準優にも進出した。ただ年末、住之江のグランプリ・シリーズでF。3月クラシックの出場権を失い、「大切なSGを棒に振ってしまった」と反省した。SGは「自分にとって勉強の場。レースも調整も何もかも足りないですから」と話す。まだまだ発展途上。しかし着実に力を付け、強くなっている。そんな大山の20年最初のSG。存在感をしっかり見せてくれるはずだ。

◆大山千広(おおやま・ちひろ)1996年(平8)2月5日、福岡県宮若市生まれ。ボート116期生として15年5月、福岡でデビュー、翌16年5月に若松で初勝利。初優勝は17年9月の福岡G3オールレディース。19年8月のプレミアムG1蒲郡レディースチャンピオンを優勝。161センチ、46キロ。血液型O。

引用元URL:https://www.nikkansports.com/public_race/news/202005230000081.html