茅原悠紀(32=岡山)が狙い澄ました4カドまくりで、徳山クラウンを初めて制した。2着は最内差しからバック伸ばして2Mで浮上した白井英治、3着はインの井口佳典が入った。

進入がもつれることも予想されたが、本番は枠なりの3対3で折り合った。「4カドだったし、理想的だった準優でスタートが届かなかったのでその反省をして、勘通り行けた」という茅原は、コンマ10のトップスタートで踏み込んだ。3コースの山口剛がわずかにへこんだ隙を見逃さず、迷わずハンドルを入れて1Mで決着をつけた。

「前検から手応えは良かった。出足型だったけど、バランスも取れて良かった」と相棒の55号機をねぎらった。

徳山ではこれで4回目の優勝となるが、G1は12年の新鋭王座、17年の中国地区選に続き3勝目と勝負強さが光る。「相性がいい」と笑みも浮かんだ。

次走は26日からのSG住之江オールスター。「SGも一般戦も同じようにしっかり走る。いいレースをするのでライブで見てください」と好走を誓った。

引用元URL:https://www.nikkansports.com/public_race/news/202005210000580.html