前田篤哉(23=愛知)が枠なりの3コースから鮮やかにまくり差してデビュー初優勝を飾った。イン先マイの関浩哉が2着。新開航が3着に入った。

コンマ09のトップタイミングで伸びるダッシュ勢を抑えると、イン関の動きを見極めて、冷静なまくり差しハンドルを入れた。「1マークはたまたまです。でも、伸びは分が悪いのでスタートは行かないとと思ってました」。

思い出の地で記憶を深く刻んだ。デビュー初勝利は17年7月の桐生だった。そして今回、通算13回目の優出で念願の初優勝を決めた。「今までチャンスは何回もあったんでホッとしました。桐生はなぜかエンジンが出てくれる。思い出の水面ですね」。

次走は16日からの多摩川、26日からはびわこでのルーキーシリーズが続く。「あんまり目標は立てないタイプですが、1走1走全力でレースをしたい」と、今後の抱負を語った。

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