鳴門オールレディース@cafe(最終日10/9)、海野ゆかり選手が約1年2カ月ぶりの優勝

鳴門オールレディース「第36回渦の女王決定戦」
シリーズ最終日を迎えました。



(地元の新田芳美選手が5Rで3コース差し、
 10Rでイン逃げを決めて今日2連勝の活躍。
 これがデビュー通算1100勝目と1101勝目でした)

(生田波美音選手は8Rで道中接戦を制して今節2勝目。
 これがデビュー通算8勝目で、
 節間2勝は自身2回目となっています)

(松尾夏海選手は4Rイン逃げで今節2勝目。
 1分47秒1は今節最速ラップタイでした。
 前期勝率5.49でA2級初昇格を果たした松尾選手。
 今期勝率は現在5.38となっており、
 A2級死守へ次節の常滑ヴィーナスシリーズで勝負駆けです)

(水野望美選手は6R2コース抜きで今節4勝目。
 今節開始前に5.31だった今期勝率は
 5.34へとわずかにアップ。
 6期連続A2級キープへ勝負駆けが続きます)

(清水沙樹選手は1Rイン逃げで今節3勝目。
 今節12走を無事故で走り切って
 今期事故率は0.73までダウン。
 B2級回避へあとひと踏ん張りです)

(角ひとみ選手は2Rイン逃げで今節3勝目。
 エース11号機とのコンビで随所に好走を見せた今節。
 今節開始前に5.40だった今期勝率を
 5.51までアップさせることに成功し、
 3期連続のA2級キープへ大きく前進です)

(茶谷桜選手は7R3コース抜きで今節3勝目。
 準エース25号機とのコンビで好走を連発した今節。
 今節開始前に5.34だった今期勝率を
 5.46まで大幅にアップさせ、
 2期ぶりのA2級復帰が見えてきました)

(山川美由紀選手は3Rイン逃げで今節3勝目。
 今節開始前に6.23だった今期勝率を
 6.31までアップさせることに成功。
 2期ぶりのA1級復帰へ一歩前進しました)

(道上千夏選手は9Rイン逃げで今節2勝目。
 2日目からコンマ11、12、11、15、11、15、13、16と
 さすがのスタート勘を見せた今節でした)

(吉田彩乃選手は5Rで3着連絡み。
 デビュー7節目での初3連対となりました)

(今日も至るところで激戦が見られた鳴門。
 9Rは高田綾選手と山川波乙選手が4着同着でした)






さて今日のレース結果は、

1R ①清水 沙樹 1コース逃げ
2R ①角 ひとみ 1コース逃げ
3R ①山川美由紀 1コース逃げ
4R ①松尾 夏海 1コース逃げ
5R ③新田 芳美 3コース差し
6R ②水野 望美 2コース抜き
7R ③茶谷  桜 3コース抜き
8R ①生田波美音 1コース抜き
9R ①道上 千夏 1コース逃げ
選抜戦10R ①新田 芳美 1コース逃げ
選抜戦11R ①堀之内紀代子 1コース逃げ
勝戦12R ①海野ゆかり 1コース逃げ

【今節上がりタイムベスト5】
1 松尾 夏海 1'47"1 (最終日4R)
1 高田  綾 1'47"1 (5日目9R)
3 細川 裕子 1'47"3 (4日目12R)
4 水野 望美 1'47"4 (5日目4R)
4 高田  綾 1'47"4 (5日目2R)
4 水野 望美 1'47"4 (4日目5R)
4 寺田 千恵 1'47"4 (3日目2R)

【今節の部品交換状況】
淺田千亜希 ①キャリアボデー、②リング2本、④キャリアボデー
岸  恵子 ②リング4本・ピストン2個・シリンダ、④電気一式
清水 沙樹 ⑥ギヤケース
松尾 夏海 ③リング1本
黒澤めぐみ ③ピストン1個・電気一式、④電気一式
西岡 成美 ④ピストン1個
山口真喜子 ⑤電気一式
(※○内の数字はシリーズ○日目)

【今節支部別1着回数】
東京支部 13勝 (平田③、清水沙③、廣中②、黒澤②、生田②、橋谷田①)
岡山支部 9勝 (堀之内④、寺田③、三松②)
愛知支部 8勝 (細川④、水野④)
香川支部 8勝 (山川美③、道上②、松尾夏②、柳澤①)
広島支部 8勝 (海野⑤、角③)
徳島支部 7勝 (新田芳④、岩崎③)
山口支部 5勝 (津田④、向井①)
滋賀支部 3勝 (茶谷③)
福岡支部 3勝 (高田綾②、犬童①)
埼玉支部 2勝 (原②)
三重支部 2勝 (垣内②)
群馬支部 1勝 (松本晶①)
静岡支部 1勝 (池田浩①)
大阪支部 1勝 (高橋淳①)
佐賀支部 1勝 (小芦①)
長崎支部 0勝
福井支部 出場なし
兵庫支部 出場なし

【今節コース別1着回数】
1コース 32勝 (逃げ31、抜き1) ※イン1着率44%
2コース 13勝 (差し7、まくり4、抜き2)
3コース 15勝 (まくり差し7、差し3、まくり2、抜き2、恵まれ1)
4コース 6勝 (まくり2、差し2、まくり差し1、抜き1)
5コース 3勝 (まくり2、抜き1)
6コース 3勝 (差し2、まくり差し1)






さっそく話題は勝戦へ。


(①海野ゆかり選手と④岩崎芳美選手の71期勢)

(⑥松本晶恵選手)

(⑤寺田千恵選手)

(④岩崎芳美選手)

(③平田さやか選手)

(②津田裕絵選手)

(①海野ゆかり選手)


【優勝戦12R出走表】
海野ゆかり (優出246回目、優勝57回、鳴門2V)
②津田 裕絵 (優出27回目、優勝2回)
③平田さやか (優出35回目、優勝1回)
④岩崎 芳美 (優出133回目、優勝22回、鳴門4V)
⑤寺田 千恵 (優出309回目、優勝68回、鳴門3V)
⑥松本 晶恵 (優出104回目、優勝19回)

コンディションは右横風2m、波高2cm、
気温19℃、天候:雨。

台風14号の影響が心配されましたが、
比較的落ち着いた水面での優勝戦となりました。



進入は①②③/④⑤⑥で枠なりの3対3。

STは内からコンマ23、26、24/31、31、26

①海野選手がインからトップスタートを決め、
1マークでは③平田選手のまくりを
しっかり受け止めながら先マイします。



バック直線に出ると①海野選手が
3艇身ほどのリードを奪って単独先頭に。



①海野選手が2マークを先取りして勝負あり。

オールレディース通算158節目で
これが100回目の"優勝戦イン逃げ決着"となりました。


【優勝戦12R結果】
1着 ①海野ゆかり 1コース ST.23
2着 ③平田さやか 3コース ST.24
3着 ⑤寺田 千恵 5コース ST.31
4着 ②津田 裕絵 2コース ST.26
5着 ④岩崎 芳美 4コース ST.31
6着 ⑥松本 晶恵 6コース ST.26
決まり手=逃げ
2連単①③ 470円(3番人気)
3連単①③⑤ 1900円(8番人気)





3コースから攻めた③平田選手が2着に入線。
平田選手はこれが通算5回目の準Vに。


⑤寺田選手が5コースからまくり差して3着。
貴重な賞金45万円を獲得し、
女子賞金ランキング14位まで上がってきました。






勝った海野選手は約1年2カ月ぶりの優勝。

昨年8月の若松男女ダブル戦以来となる
久々の栄冠を手にしました。

通算ではこれが58回目の優勝。
女子歴代4位タイとなっています。

【通算優勝回数ベスト10(女子)】
1 山川美由紀 80V
2 日高 逸子 75V
3 寺田 千恵 68V
4 海野ゆかり 58V
4 田口 節子 58V
6 鵜飼菜穂子 56V
7 横西 奏恵 46V
8 谷川 里江 45V
9 淺田千亜希 39V
10 三浦 永理 33V


オールレディースはこれが10回目の優勝。
2ケタ到達は寺田千恵選手(15V)と
長嶋万記選手(13V)に続いて3人目です。


鳴門での優勝は01年オール女子戦と
03年オール女子戦に続いて3回目
「渦の女王決定戦」は初Vとなりました。

【渦の女王決定戦 歴代覇者】
第1回 三浦 星子
第2回 小神野紀代子
第3回 鈴木 弓子
第4回 片山 幸子
第5回 鵜飼菜穂子
第6回 佐藤 正子
第7回 片山 幸子(2回目)
第8回 垣内 清美
第9回 高橋 淳美
第10回 高橋 淳美(2連覇)
第11回 松尾美和子
第12回 新田 芳美
第13回 谷川 里江
第14回 柳澤 千春
第15回 大島 聖子
第16回 岩崎 芳美
第17回 淺田千亜希
第18回 西村めぐみ
第19回 寺田 千恵
第20回 新田 芳美(2回目)
第21回 香川 素子
第22回 岩崎 芳美(2回目)
第23回 池田 浩美
第24回 池田 浩美(2連覇)
第25回 田口 節子
第26回 永井 聖美
第27回 池田 紫乃
第28回 池田 明美
第29回 魚谷 香織
第30回 岸  恵子
第31回 寺田 千恵(2回目)
第32回 香川 素子(2回目)
第33回 寺田 千恵(3回目)
第34回 山川美由紀
第35回 大山 千広
第36回 海野ゆかり


今節の海野選手は1・2・3・3・1・3・1・3・①・①着

前節準Vのモーター79号機を手にすると、
初日にイン逃げ、3日目に2コース抜き、
4日目にイン逃げで1着を奪うなど
大崩れのない走りで予選2位に入る活躍。

準優・優勝戦イン逃げで快勝し、
今節ただ一人のオール3連対で頂点に立ちました。


この優勝で賞金105万円を手にし、
女子賞金ランキングは前日19位から18位へ。

レディースチャレンジカップ出場をほぼ確実にするとともに、
逆転のクイーンズクライマックス出場へも望みが広がりました。


引用元記事