引退したボートレース界のレジェンド今村豊氏(59)が10日、関係者へのあいさつのため、徳山ボートを訪れた。

8日に行われた東京での記者会見後、9日に地元の山口県に戻った。

現役生活最後のレースは9月28日のG1徳山ダイヤモンドカップ最終日、5R5枠から出場し、5着でゴールした。

レースが終了すると、すでに引退を決めていた今村氏だったが、多くを語らずレース場を後にした。

「誰にも伝えずに帰ったので心残りでした。だからすぐにでもあいさつに行かなきゃと思っていて、10日の朝に目覚めたときに、ヨシッ、今日行こう! と考えて来ました」と急な来訪となった。

出迎えた施行者の、周南市モーターボート競走事業・管理者の山本貴隆氏は「花束も用意できなかった。市長からもお渡しするように言われていたのに…」と苦笑い。今村氏は第1Rが始まる前に来場したため「びっくりさせてしまった」と恐縮しながら頭をかいた。

今後については「正直、計画もないですし、予定もないです。でもお手伝いができることは、やらせていただきたい」と述べ、職員との写真撮影に笑顔で応えていた。

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