【BOATRACE】平山智加Vでクイーンズクライマックスも出場当確 賞金争いは5位以下混戦

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 多摩川レディースチャンピオン(8月5日〜10日開催)は最終日を迎えた。優勝戦は2号艇の平山智加(香川)【写真】が2コースからツケマイ強襲。鮮やかな速攻が決まって先頭に立ち、後続を振り切ってVゴールを駆け抜けた。平山はレディースチャンピオン出場11回目・優出5回目で悲願の女王初戴冠。これで優勝賞金1100万円を手にして今年の女子賞金ランキング首位に浮上し、4年ぶり5回目のクイーンズクライマックス出場へ当確ランプをともした。

【2020年女子賞金ランキング ベスト20】

1 平山 智加 32,477,666円
2 守屋 美穂 28,112,666円
3 小野 生奈 26,216,733円
4 平高 奈菜 25,272,000円
5 大山 千広 23,754,000円(F休み30日間:10月17日〜11月15日)
6 香川 素子 23,179,733円(F休み30日間:8月11日〜9月9日)
7 細川 裕子 20,374,000円
8 大瀧明日香 20,333,000円(F休み30日間:9月8日〜10月7日)
9 寺田 千恵 19,745,340円(F休み30日間:8月11日〜9月9日)
10 松本 晶恵 19,619,000円
11 長嶋 万記 19,431,666円(F休み30日間:8月11日〜9月9日)
12 日高 逸子 18,939,000円(F休み60日間:9月8日〜11月6日)
――――――クイーンズクライマックス出場ボーダー――――――
13 土屋  南 18,770,000円
14 岩崎 芳美 18,703,000円
15 遠藤 エミ 17,532,340円
16 川野 芽唯 16,984,340円
17 田口 節子 16,854,000円
18 深川麻奈美 15,924,600円
19 宇野 弥生 15,793,073円
20 樋口由加里 15,675,000円

 さて女子レース戦線は夏の大一番が終わり、これから焦点はマネーバトルへと移っていく。11月のG2レディースチャレンジカップ、12月のプレミアムG1クイーンズクライマックスへの出場権をかけた戦いが本格化する時期だ。

 現時点での2020年女子賞金ランキングは上記のとおり。昨年のクイーンズクライマックス出場ボーダーは約2752万円で、これをすでに超えている1位の平山智加と2位の守屋美穂はベスト12入り当確といえる状況。3位の小野生奈と4位の平高奈菜も当確ラインに届くのは時間の問題だろう。

 ただ5位以下はなかなか読みづらい状況だ。5〜12位の8人のうち実に6人がF休みを控えている状態。30日間もしくは60日間にわたって獲得賞金ゼロになる期間があるためランクダウンは避けられない。

 それに対してボーダー下の13〜20位にいる8人のなかにF休みを控えている選手は皆無。しかもそのなかには遠藤エミ、川野芽唯、田口節子といったG1タイトルホルダーの強豪まで含まれている。

 クイーンズクライマックスの選考締切は11月29日。残り4カ月弱でマネーバトルは激化の一途をたどることになるだろう。果たして年末の大舞台に立つ12人は誰になるのか。

引用元URL:https://sports.yahoo.co.jp/official/detail/202008100043-spnaviow