【BOATRACE】マネーバトルのカギ握る10Rと11R"選抜戦"も好カード

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 多摩川レディースチャンピオン(8月5日〜10日開催)は5日目が終了。準優勝戦が行われて優勝戦に進む6人のメンバーが次のように決まった。1枠から順に守屋美穂、平山智加、細川裕子、櫻本あゆみ、小野生奈、水野望美。この6人の話題は10日朝アップの記事をお楽しみにということで、今年の賞金ランキングだけを掲載しておく。

 ここでは、明日10日の見逃せないレースとして10Rと11Rを挙げる。
 10Rの「特別選抜B戦」は準優で5・6着だった6人が出場。1着賞金は75万円、これはヴィーナスシリーズの優勝賞金に匹敵する額だ。そして11Rの「特別選抜A戦」は準優で3・4着だった6人が出場。1着賞金が108万円で、これはオールレディース優勝賞金と同程度の額になる。あまり脚光を浴びることのない選抜戦という2つのカードだが、賞金額を考えるとクイーンズクライマックスやレディースチャレンジカップの出場権争いに大きく影響する重要レースになってくる。

【10R特別選抜B戦】
・1号艇 日高 逸子(福岡) 2020年女子賞金ランキング11位
・2号艇 山川美由紀(香川) 2020年女子賞金ランキング42位
・3号艇 高田ひかる(三重) 2020年女子賞金ランキング45位
・4号艇 寺田 千恵(岡山) 2020年女子賞金ランキング 9位
・5号艇 土屋  南(岡山) 2020年女子賞金ランキング13位
・6号艇 松本 晶恵(群馬) 2020年女子賞金ランキング10位

【11R特別選抜A戦】
・1号艇 遠藤 エミ(滋賀) 2020年女子賞金ランキング17位
・2号艇 塩崎 桐加(三重) 2020年女子賞金ランキング26位
・3号艇 佐々木裕美(山口) 2020年女子賞金ランキング32位
・4号艇 川野 芽唯(福岡) 2020年女子賞金ランキング16位
・5号艇 渡邉 優美(福岡) 2020年女子賞金ランキング28位
・6号艇 深川麻奈美(福岡) 2020年女子賞金ランキング20位

【12R優勝戦
・1号艇 守屋 美穂(岡山) 2020年女子賞金ランキング 3位
・2号艇 平山 智加(香川) 2020年女子賞金ランキング 6位
・3号艇 細川 裕子(愛知) 2020年女子賞金ランキング14位
・4号艇 櫻本あゆみ(東京) 2020年女子賞金ランキング53位
・5号艇 小野 生奈(福岡) 2020年女子賞金ランキング 2位
・6号艇 水野 望美(愛知) 2020年女子賞金ランキング41位
    (※女子賞金ランキングは8月9日の19時現在)

 10Rには女子賞金ランキング9位の寺田千恵、10位の松本晶恵、11位の日高逸子、13位の土屋南と、クイーンズクライマックス出場ボーダー付近にいる選手が多数登場。この1走の結果によって順位が大きく入れ替わる可能性がある。日高逸子はF2による60日間(9月8日〜11月6日)のF休みが未消化のため、クイーンズクライマックス出場を目指すにはもう1走も無駄にできない状況。この1号艇はきっちり勝ち切っておきたいレースになる。

 10Rは寺田千恵も今節が終わると30日間(8月11日〜9月9日)のF休みがあるため、少しでもランクアップして休みに入りたいところ。今節4日目7Rで4コース差しを決めて3万円台の大穴を出しており、ここも青いカポックで魅せるのか注目だ。レースのポイントとなるのは3号艇の高田ひかるか。今年3コースは21戦8勝で1着率38%と白星量産中。8勝のうち7勝は"まくり"でマークしており、今節も2日目6Rで3コースまくりを決めたばかりだ。持ち前の速攻力で展開のカギを握ってくるのか。

 11Rには女子賞金ランキング16位〜32位にいる選手たちが登場。クイーンズクライマックス出場に向けて少しでも賞金を上積みしたい選手たちが集まった。
 遠藤エミは準優でまさかのイン戦3着に敗れただけに、11Rのここは1号艇で雪辱したい一戦に。佐々木裕美【写真】も準優3号艇で道中2番手を走りながら逆転を許して3着に終わっており、ここは同じ3号艇でリベンジしたいところだ。侮れない存在は2号艇の塩崎桐加だろう。前節の芦屋戦では2コース差しでインの田口節子を破り、今節も2コース差しでインの寺田千恵を破るなど、近況2コースからの差しハンドルで強豪を次々に撃破している。この選抜戦では遠藤エミを仕留めるのか。

 12R優勝戦の詳細記事は明朝アップの予定です。

引用元URL:https://sports.yahoo.co.jp/official/detail/202008090031-spnaviow