グラチャン開幕直前コラム」最終回は、初日12Rのドリーム戦を展望する。1枠の毒島誠(36=群馬)は、自身が持つSG連続出場記録を56に伸ばした。相性のいい海水のレース場でグラチャン初制覇を狙う。吉川元浩はG1優勝2回と宮島での実績は抜群だ。

毒島誠がドリーム戦1枠で登場する。13年のオーシャンカップ(若松)以来、すべてのSG競走に出場を続けており、今回のグランドチャンピオンで56大会連続出場。歴代1位の記録を更新した。SGは過去に6回優勝しており、全て海水のレース場での制覇。宮島は15年10月の周年優勝の実績があり、相性は決して悪くない。グラチャン初優勝を目指し好発進を決める。

宮島の実績なら吉川元浩がいい。通算優出は5回でそのうちG1での優出が4回と多い。09年、10年と周年連覇を達成している。当地通算勝率は桐生順平が7・84で、ドリーム組の中では最も高い。ただ、今年は6月の大村周年でフライングを切るなど、賞金を積み重ねることができていない。年末に向けて結果を残したいはずだ。田村隆信は宮島で通算優出4回で優勝は3回と、ベスト6入りを果たせばV率が高い。一方、石野貴之は当地実績は皆無で、通算勝率も6・03とドリーム組の中では最も低い。

ドリーム組の過去の対戦成績では、瓜生正義が全選手に勝ち越している。6枠でコースは遠いが、穴で狙うのも面白い。【古村亮】(おわり)

引用元URL:https://www.nikkansports.com/public_race/news/202006210000092.html