SG第30回グランドチャンピオンが23日から開幕する。今回の舞台は5年ぶりのSGとなる広島県・宮島ボート。グラチャン開催は4回目で、24場中最多となった。「グラチャン開幕直前コラム」第1回は、その宮島を紹介。景色が美しい海水のレース場だ。

【コース紹介】スタンドから1Mまでの距離は40メートルと全国平均レベル。過去1年間の1コース1着率は57・5%と高く、全国平均の55・8%を上回る。インが強いのは間違いない。面白いのが6コースの1着率。2・5%とめったに勝てるわけでないが、実は住之江より西のレース場では最も高い。インが弱いとされる平和島(2・9%)、戸田(2・8%)とそれほど変わらないのだ。一発逆転の大穴で狙う価値はある。

【宮島通算成績】今回の出場メンバーの中で、前本泰和が優勝回数22回、優出回数62回、1着回数420勝と全て断トツ。走り慣れている地元から唯一の参戦で気合が入る。峰竜太も宮島では無類の強さを誇る。通算勝率8・20、通算2連率66・6%、通算3連率81・9%は全て1位となった。ちなみに前本も峰も当地は4節連続で優出中。直近の成績もいい。

【エンジン】当地の現行エンジンは昨年10月から使用し、約8カ月が経過している。6月8日までの開催終了時点で、72号機が複勝率58・5%と最も高い。優出回数9回、優勝回数4回も1位と実績は十分だ。この72号機を誰が引くのかも注目される。【古村亮】

※明日は注目選手

引用元URL:https://www.nikkansports.com/public_race/news/202006190000115.html