とこなめオールレディース@cafe(最終日6/16)、赤井睦選手の猛攻阻んで大瀧選手が地元初V!

※今節は地元記者による更新を行なっています。

 

とこなめGⅢオールレディース競走「レディース笹川杯」はいよいよ最終日。

12Rの優勝戦をメインに行われます。

 

通常営業再開最初のシリーズとなった今節は連日大盛況。終盤はようやく天候にも恵まれて売り上げも好調。

6日間の売上額は41億9354万3900円。1月に行われた前回の「レディース笹川杯」を大きく上回る数字がマークされました。

 

【レディース笹川杯最近6年の売上額】

2015年10/7今節売上額15年度:20億2291万3000円
2017年1/19今節売上額16年度:21億0803万1000円
2017年10/24今節売上額17年度:22億8613万6100円
2018年9/17今節売上額18年度:22億8293万6800円
2020年1/27今節売上額19年度:35億1070万4500円

2020年6/16今節売上額20年度41億9354万3900円

 

最終日も梅雨の中休み、快晴のもとレースが行われました。

1Rを制したのは地元・笠野友紀恵選手。2コースから冷静沈着な差しハンドルがさえ渡りました。

これで2勝目をマークした笠野選手は初日と最終日のオープニングレースを制したこととなります。

 

笠野選手は8Rも逃げ勝って最終日を連勝で締めくくりました。

 

 

とこなめは次節初日6月20日の「ウィンボとこなめ開設11周年記念競走」から新ボートを導入して開催されます。

最終日には現役選手も加わって新旧ボートの入れ替え作業も進行。

役割を終えたボートが艇庫から続々と出されていました。

 

最終日は出番が終了したエンジンから格納作業も並行して行われます。

 

 

1Rは5着…。今節は残念ながら未勝利に終わった上田紗奈選手。

レース後は同県の先輩・鎌倉涼選手と反省会!?

 

2Rは道中で果敢な旋回を連発した来田衣織選手(右)。

浜田亜理沙選手の猛烈な追い上げもしのいで2着を確保。

レース後はさすがにお疲れの様子。

 

勝戦を控える6選手。

レース前はいずれの選手も慌ただしい動きはなく、

静かに決戦の時を待つ…といったムードです。

①大瀧明日香選手

 

②水野望美選手

 

③鎌倉涼選手は入念に調整を再確認。

 

④寺田千恵選手

 

レース後の藤田美代選手と言葉を交わす⑤川野芽唯選手(左)

 

⑥赤井睦選手

 

そして、今シリーズはまさかの大苦戦となった遠藤エミ選手でしたが…

最終走の9Rは力強く逃げ切って本来の力を見せつけてくれました。

今節2位の速さとなる上がりタイム1分50秒4という時計を最後にたたき出したのはさすがの一言です。

 

後半戦は1号艇=イン逃げのオンパレード!

10R選抜戦は浅田千亜希選手が押し切ってシリーズ2勝目をマーク。

 

11R特別選抜戦は山川美由紀選手がコンマ05の鋭発を決めて貫禄の逃げ切り勝ち。

断然の人気に応えて今節4回目の1着をゲット。

 

さて

最終日のレース結果は、

 

1R ②笠野友紀恵 2コース差し

2R ①仁科さやか 1コース逃げ
3R ②金田 幸子 2コース抜き

4R ②池田 紫乃 2コースまくり
5R ⑤細川 裕子 5コースまくり差し3連単18,930円)

6R ①谷川 里江 1コース逃げ

7R ①岩崎 芳美 1コース逃げ
8R ①笠野友紀恵 1コース逃げ
9R ①遠藤  エミ 1コース逃げ
10R ①浅田千亜希 1コース逃げ

11R ①山川美由紀 1コース逃げ
12R ①大瀧明日香 1コース逃げ

 

【今節上がりタイムベスト3】

1 浜田亜理沙 1分50秒0(3日目8R)

2 遠藤 エミ  1分50秒4(6日目9R)

3 水野 望美 1分50秒5(初日5R)

 

【今節の部品交換状況】
倉田 郁美 ①キャブレター

岩崎 芳美 ①ギヤケース ②ギヤケース

上田 紗奈 ②キャブレター

川野 芽唯 ②キャブレター

谷川 里江 ②キャブレター ③キャブレター

野田 祥子 ②ギヤケース

豊田  結 ②ギヤケース

遠藤 エミ ③電気、キャブレター

深尾 巴恵 ③キャリアボデー

戸敷 晃美 ⑤キャリアボデー

金田 幸子 ⑤電気

鵜飼菜穂子 ⑥リング1

(※○内の数字はシリーズ○日目)

 

【今節支部別1着回数】

愛知支部 22勝(大瀧明⑧ 水野望④ 谷川里④ 細川裕③ 笠野友③)

福岡支部 14勝(藤田美③ 日高逸③ 大橋栄③ 真子奈② 川野芽②  戸敷晃①)

長崎支部 6勝(池田紫② 野田祥① 仁科さ② 西澤日①)

徳島支部 6勝(赤井睦② 岩崎芳② 浅田千②)

東京支部 4勝(廣中智③ 橋谷田①)

大阪支部 4勝(鎌倉涼④)

香川支部 4勝(山川美④)

滋賀支部 3勝(水口由② 遠藤エ①)

岡山支部 3勝(寺田千② 金田幸①)

埼玉支部 2勝(浜田亜②)

群馬支部 1勝(深尾巴①)

静岡支部 1勝(豊田結①)

兵庫支部 1勝(古賀千①)

広島支部 1勝(菅野は①)

 

【今節コース別1着回数】
1コース 35勝 (逃げ35)
2コース 12勝 (差し7、まくり3、恵まれ1、抜き1)
3コース 9勝 (抜き2、まくり差し5、まくり1、差し1)
4コース 11勝(差し2、まくり6、まくり差し3)
5コース 4勝 (まくり1、まくり差し3)
6コース 1勝(まくり差し

 

さっそく話題は勝戦へ。

【優勝戦12R出走表】
①大瀧明日香 (優出106回、優勝9回)

②水野 望美(優出20回、優勝2回)

③鎌倉  涼(優出65回、優勝13回)

④寺田 千恵(優出305回、優勝68回、とこなめ2V)

⑤川野 芽唯(優出53回、優勝12回)

⑥赤井  睦(優出2回、優勝0回)

勝戦に進出した選手だけの特権でもあるカラーを施したカウリングを装着して周回展示航走に向かう各選手

①大瀧明日香選手

②水野望美選手

③鎌倉涼選手

④寺田千恵選手

⑤川野芽唯選手

⑥赤井睦選手

 

直線情報で部品交換はありませんが、赤井睦はチルトを0にあげてさらに伸びに特化したセッティングで勝負に出ます。

約1億9900万円の売り上げを記録した12Rの優勝戦

1番人気は2連単1-3で3.0倍、3連単は1-3-4で7.3倍が最終オッズで優勝戦のピットアウトを迎えました。

進入争いにもつれはなく、すんなり枠なりの3対3。

スリットで先手を取ったのはデビュー初優勝がかかる赤井睦選手。

前日の宣言通り、フルダッシュの踏み込みでスタートタイミングはコンマ06。2番手のタイミングが16だっただけに、ただ1艇が飛び出す形に。

そのまま強烈な伸びを武器に内の5艇を一気にまくります。

しかし、大瀧選手も苦しい展開になりながら、ターンマークをなぞるように回る絶妙なターンで残します。

バックストレッチは伸び足強烈な赤井選手、出足抜群の大瀧選手の争いとなります。

やや赤井睦選手が優勢かに見えましたが、ターン後にグッと出た大瀧選手も並走に持ち込むと、2マークを先まい!

 

この隊形になると大瀧選手が有利。2マーク旋回後は後続をグッと引き離して優勝を確実なものとしました。

赤井睦は惜しくも初優勝ならずで無念の2着。2周1マークで川野選手をさばいた水野選手が3着を守りました。

 

【優勝戦12R結果】
1着 ①大瀧明日香 1コース ST.16
2着 ⑥赤井  睦 6コース ST.06

3着 ②水野 望美 2コース ST.16
4着 ⑤川野 芽唯 5コース ST.21
5着 ④寺田 千恵 4コース ST.20
6着 ③鎌倉  涼 3コース ST.17
決まり手=逃げ
2連単①-⑥ 2,370円(6番人気)
3連単①⑥② 7,350円(22番人気)

 

①大瀧選手は5月平和島オールレディースに続く今年2回目、通算では10回目で地元とこなめはうれしい初優勝。

前回の平和島はエース機を操っての優勝でしたが、今回は2連対率わずか20%の低勝率機。

この16号機、実は当地1月のオールレディース競走でも大瀧選手は一度乗ったエンジンだったのです。

その時は仕上がり切らず優出を逃しました。

今回、前検日の抽選は42人中41番目。実はその時点で残っていたエンジンは3連続優勝中で近況抜群の37号機(今節は古賀千晶選手が使用)と低勝率の16号機の2択。

引いのは16号機で正直、その時はがっくり…との思いもあったでしょうが、まさに結果オーライ! 抜群の出足に仕上げました。

この勝利で、8月のレディースチャンピオンそして、年末のクイーンズクライマックスへの期待が高まります。

大瀧選手はその間に行われる同じく地元蒲郡でのGⅡレディースチャレンジカップを目標に掲げて、今後の活躍も誓ってくれました。

 

通常営業再開最初のシリーズとなった今節、とこなめにウィニングランも約3か月ぶりに戻ってきました。

ファンの声援に応える大瀧選手。

 

 

実に惜しかったのが赤井睦選手(右)です。

レース後は徳島支部の頼れる先輩・浅田選手(左)、岩崎選手らに声をかけられていました。

 

水野選手の悲願の地元初優勝は次回以降に持ち越しへ。

 

鎌倉選手(左)、寺田選手(中)、川野選手(右)は赤井睦選手に外から一気に攻め切られて厳しい展開となりました。

 

シリーズ中は極力、感情を表に出さず、作業、レースに打ち込んでいた大瀧選手でしたが、

表彰式では優勝杯を手に最高の笑顔を見せてくれました。

 

大瀧選手の今後の出場予定は

2020/07/01~びわこ GⅢオールレディース ビーナスちゃんカップ

2020/07/14~桐生  GⅢ第53回日刊スポーツ杯 オールレディース

2020/08/05~多摩川 GⅠ第34回レディースチャンピオン

となっています。

大瀧選手おめでとうございました!

 

【とこなめオールレディース 歴代優勝者】
15年度 寺田 千恵(岡山)
16年度 山川美由紀(香川)
17年度 海野ゆかり(広島)
18年度 長嶋 万記(静岡)
19年度 大山 千広(福岡)

20年度 大瀧明日香(愛知)

 

ではこれにてとこなめオールレディース@cafeは終了。

次回の更新をお楽しみに。

 

【'20 女子賞金ランキング&次走場】 (6月16日とこなめ優勝戦終了時点)

1 平高 奈菜 23,645,000円 下 関ヴィーナスS第7戦6.24~
2 小野 生奈 19,654,000円 江戸川オールレディース 6.17~
3 香川 素子 17,569,000円 江戸川オールレディース 6.17~
4 守屋 美穂 16,838,000円 江戸川オールレディース 6.17~
5 大瀧明日香 16,502,000円 琵琶湖オールレディース 7. 1~
6 平山 智加 15,727,000円 江戸川オールレディース 6.17~
7 岩崎 芳美 15,673,000円 下 関ヴィーナスS第7戦6.24~★

8 長嶋 万記 15,388,000円 江戸川オールレディース 6.17~
9 大山 千広 15,358,000円 下 関ヴィーナスS第7戦6.24~
10 日高 逸子 14,875,000円 蒲 郡一般競走     7.18~★

11 寺田 千恵 14,560,340円 児 島一般競走     6.23~★

12 樋口由加里 12,824,000円 桐 生オールレディース 7.14~
13 田口 節子 12,041,000円 下 関ヴィーナスS第7戦6.24~
14 松本 晶恵 12,036,000円 下 関ヴィーナスS第7戦6.24~
15 宇野 弥生 11,786,340円 江戸川オールレディース 6.17~
16 細川 裕子 11,718,000円 下 関ヴィーナスS第7戦6.24~★

17 藤原 菜希 11,687,000円
18 竹井 奈美 11,635,000円 唐 津一般競走     7.14~
19 落合 直子 11,553,000円 多摩川レディースチャンピオン8. 5~
20 土屋  南 11,496,000円 下 関ヴィーナスS第7戦6.24

(※★は今節とこなめ出場メンバー)

引用元URL:https://ameblo.jp/womenleague-cafe/entry-12604665338.html