今月8日、ボート界に衝撃が走った。レジェンド、今村豊氏(59)が引退。昭和、平成、令和を走った名プレーヤーが、39年のレーサー生活に幕を閉じた。

その引退報道の中で、今村氏がBOAT RACE振興会が制定する「BOAT RACE殿堂(仮称)」の第1号に内定したと発表があった。競技の名称がボートレースになった10年以降に引退した選手が対象で、詳しい選定条件などは今後、発表されるようだ。他競技にも殿堂はあるし、ボートレースも70年近い歴史がある。もっと早くからあっても良かったのでは? とも思うが、第1号が今村氏というのはふさわしいだろう。

さて、殿堂と聞いて、気になったことがある。私が担当する大村ボートにも「ボートレース殿堂」がある。07年に名人戦(現マスターズC)が開催されたことを記念して作られた大村ボート独自のもの。殿堂が18人、それに次ぐマイスターが57人、認定されている。殿堂には加藤峻二野中和夫植木通彦(敬称略)などが名を連ねる。残した功績は計り知れない選手ばかりだ。

中央団体であるBOAT RACE振興会の殿堂、今後はこちらが正式なものになる。では、大村は今後どうするのか。担当者に聞くと「今後、続けていくかどうかは検討中です」。大村の殿堂がなくなるにしろ、続いていくにしろ、歴史を作り上げてきたレジェンドたちの名前が、どこかに残ればと思う。

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