「徳山大好き」松尾拓、1Rでまくり差した/徳山
- G1ダイヤモンドカップ初日 1R、1着4番松尾拓(撮影・加藤孝規)
<徳山ボート:ダイヤモンドカップ>◇G1◇初日◇23日
松尾拓(32=三重)が、まくり差しでオープニングカード1Rを制した。
4コースのカドから、コンマ16の2番手でスリットを通過。3コースのカド受けから、太田和美がコンマ14のトップスタートを決めて強引にまくりに出たが、流れた。絶好のスペースが生まれた1M、松尾はイン森永隆と2コース赤坂俊輔の間をまくり差して、一気に突き抜けた。
「出来過ぎです。しっかり展開を突けたし、回った感じがいい」。相棒の19号機(エンジン複勝率45・8%)をねぎらった。
後半10Rは大外発進から6着だった。
前節の宮島周年は途中帰郷した。だからこそ今節は挽回したい。
「最後までしっかり走ることと、最低でも予選クリアが目標」。
どこまでも謙虚な姿勢を崩さないが、その目は獲物を狙うような鋭さがある。
徳山は現在3連続V中。今年は5月と8月も優勝しており、徳山巧者の名をほしいままにしている。
「徳山は本当に大好きです。いいエンジンを引けていることや、成績がいいからというのはあるけど、それだけじゃなくてペラ調整がいい方向に行く。それとレース場全体の雰囲気が好きなんです」。
徳山4連続VでG1タイトル奪取となれば、最高だろう。2日目以降も目が離せない。
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