SG鳴門オーシャンカップ直前連載の3回目は、初日のメインカード、12Rドリーム戦を展望する。ポールポジション1枠には、桐生順平(33=埼玉)が座る。17年のMVPは、近況のSGでやや精彩を欠いている。今大会はDR戦でロケットスタートを決めて、波に乗りたい。

初日の12Rドリーム戦は、選考期間(昨年5月~4月)のG1、G2における優勝戦着順点の上位6人によって行われる。

桐生が絶好枠で臨む。今年のG1で5度優出と、コンスタントに良績を残した結果だ。しかし、そのG1優勝戦では1度も3連単に絡めていない。SGもクラシックが予選落ち、オールスター、グラチャンは準優5着に終わった。賞金順位も18日現在17位で、桐生の実力からすれば、いまひとつという成績。今年はもう半年が過ぎた。ここからエンジン全開といきたい。インから一気に逃げて波に乗る。

地元の雄、田村隆信が強敵となる。知り尽くした鳴門水面、1Mのさばきはお手のもの。G2ボートレース甲子園で今年10度目の優勝を飾った峰竜太も怖い。瓜生ら外枠勢は、スタート攻勢を仕掛けられるか。

DR組以外では16、17年に開催された鳴門SGを連続制覇した石野貴之に注目。8月SGメモリアルがフライング休み欠場、昨年のMVPも今大会に気合が入る。鳴門SG3連続Vへ攻める。【中川純】(おわり)

引用元URL:https://www.nikkansports.com/public_race/news/202007190000051.html