上平真二（47＝広島）は、準優11Rをインからコンマ12スタートでスリットを駆け抜けると、迫りくるライバルの猛攻をしりぞけ、堂々と逃げ切った。21日の優勝戦は、2枠に座る。

前検と初日は、相棒53号機（29・1％）の手応えに首をかしげ、出足不足を強調していたものの、徐々に機力を上積みして、節間11戦5勝、2着2本、3着3本、4着1本を挙げた。

「着も取れているし、出足関係はいいと思います。伸びも出ていくことはないけど、下がることないですね。優勝戦は2コースから差し切る足もあると思っていますし、優勝を目指しますよ」ときっぱり語った。

今節のタイトルは、地元のバス会社が冠の「防長交通杯争奪戦」。上平の地元である広島と、レース場の徳山を結ぶ路線もあり、YouTubeでもおなじみとなっている、前検入り時の交通機関はいかに？　動画ファンは、レース報告ともども楽しみなことだろう。

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