中野次郎(39=東京)が準優11Rを逃げ切った。予選は3位通過。28日の優勝戦は3枠に座る。

4日目に「中堅上位はあるけどボロが出てきた」と独特の言い回しで舟足を表現。序盤は仕上がりが早く上々の出来だったが、周囲が合わせてきたことで尻に火がついた。ただ、準優を終えても評価は変わらない。

「少し厳しくなってきました。外マイやイン戦なら問題ない。でも、波が1本ならいいけど、2本挟むと届かなくなる。朝(6R)は末永(祐輝)君に伸びられたし、前半終わりにたたいていった準優は、山本(修一)さんに出足で分が悪かった。トータルで中堅上位です。スタートは行こうと思えば行けるし、少し追い風だといい。無風になると難しい。でも、200万円は欲しい」と高額賞金ゲットは視野に入っている。3コースが取れれば、おあつらえ向きの外マイで全力勝負をかける。

4日目には写真撮影のリクエストに“Jサイン”のポーズで応じた。考案したのは桐生順平。2人の名前の頭文字だ。「僕はあいつ(桐生)のことが大好きなんです。変な嫌みがなくて、正直で真っすぐなんです。優しさにもあふれている。人間性が素晴らしい」とべた褒めした。中野も優しい性格。ただ、優勝戦ではプロレーサーとしての激しさに注目だ。

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