渡辺真奈美(30=東京)が5Rのイン戦をしっかり逃げ切った。1枠からコンマ16のタイミングでスリットを通過。1Mでは2コースの鎌倉涼がまくりに来たが、これを受け止めてあっさり押し切った。

「涼さんが来るのは分かっていました。もう、展示から来る機満々さが伝わっていた」と大笑い。読み通りの展開だった。

相棒の66号機は、3回前に西島義則が使用してから急上昇する注目エンジンのひとつ。西島も「こんな数字(複勝率=25・6%)のエンジンではない」と評価していた。その西島の次に使った川原正明は優出3着で、強烈な出足、回り足が印象的だった。前回G1ダイヤモンドカップでは桑原悠が使用した。

「レース場に来るときに乗った、タクシーの運転手さんがボートに詳しくて、いいエンジンを教えてくれたんです。いくつか挙げてくれた中に66号機があって(抽選で)引いたときに、ヨッシャーッと思ったけど、機歴簿を見たら25%。アレレッて、びっくりした」と渡辺はまた大笑い。

ただ「25%の感じではないんですよ。バランスが取れている。まだ足りないけれど、そこも許容範囲内だし、中堅上位は十分ある」と手応えはバッチリだ。

6月の江戸川オールレディースを最後に、9月の浜名湖ヴィーナスシリーズまで、今年の夏は2カ月間休養した。

「首と腰が悪くて休んでいました。でも、そこで思い切って休養したのが良かった。今はすごく調子がいいし、アゲアゲでいきますよ! 稼ぎたいですしね」

3日目を終えて得点率は6・80。4人が並ぶ13位に付ける。予選最終日の4日目は1R2枠と5R4枠が出番。2走10点のノルマをクリアする。

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