【BOATRACE】予測とはだいぶ異なる得点上位陣！ 平山智加は３位踏ん張る

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　ボートレース多摩川で開催されている「プレミアムGI・第34回レディースチャンピオン」は、予選前半の2日目を終了した。現在の得点率トップには、出走数2走のみという状況ではあるが東京伏兵の櫻本あゆみが立っている。初日は1枠イン戦で樋口由加里のまくりに屈しての2着だったが、2日目は4枠4コースから豪快にまくって白星をマーク。機力的にはストレートが強めで、ターン足にも本人は好感を持っており気配は上々だ。予選は残り3走が予定されており、3日目は3、6枠での2回走り。中段3コースは櫻本の得意位置。近況は6コースでのさばきに課題があるが、ここをうまくまとめて見せるようだと、一躍シリーズのダークホースとして脚光を浴びる存在になってきそうだ。

　その櫻本を追っているのは守屋美穂(得点率2位)、平山智加(同3位)【写真上】、樋口由加里(同4位タイ)、F2日高逸子(同4位タイ)、土屋南(同4位タイ)、角ひとみ(同4位タイ)ら。前半のムード的にはレース足が整い、1枠戦を残している守屋がシリーズを一歩リードか？という印象だが、当然実力者の平山、勢いのある土屋南あたりも目が離せない存在と言える。

　特に初日ドリーム戦では人気の一翼となりながら3着に沈んでいた平山は、2日目5Rで会心の2マーク逆転勝ちを披露。長欠などがあり、レディースチャンピオン出場は4年ぶり。まさに「お待たせ」のうれしいシリーズ初白星をマークした。直線系を軸に舟足も上々で、大勢逆転へと燃えてきそうだ。

　一方、得点率の順位的にそろそろ勝負に出ないといけない格上勢は…、大山千広、田口節子、中谷朋子、香川素子、大瀧明日香、平高奈菜、竹井奈美といった選手たち。大山、田口、香川らは2日目に白星を挙げてリズムアップには成功している。シリーズ中盤3日目にそろそろ地力を発揮してくるのか？　実力者たちのシリーズ運び、そのレースぶりには注目したい。

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《ピックアップレーサー・樋口由加里》
　初日のセンター豪快まくりに続いて、2日目はインでしっかり2勝目をマークした樋口由加里【写真上】。ただ4R1回乗りの白星の後も、ピットから忙しそうに試運転へ出る姿を見かけた。「乗り心地がもう少しなんですよね。ターンの出口なんかはいいし、出足とかそっちの方は感じがいい。勝率なり(45%機)で納得できるんですけどね。ただ、やっぱりトータルでは勝率に足りない感じ。今ある出足を崩さずにもう少し乗りやすく調整したいです」と出足系の高勝率機・43号機に課題を見いだしている。
　
　樋口は女子選手の中でも小柄(身長145cm)だが、センター筋からのスケールの大きい大胆な攻め口を本領とする。ただ近況は「すべてにおいて全然調子が良くなくて…。調整面もそうだし、良くない時に、しのげない感がすごく出てしまう。もっと思い切ったレースができるように、いろいろ模索しているところなんですよ」と語る。2勝は挙げている今節だが、ここまでの自らのレース運びに関しては「2走目の失敗もあるし65点の出来です」と辛口ジャッジ。浮かれた雰囲気はない。外枠を残している予選終盤を見据えて、気を緩めずに試運転の水面へと飛び出していく。

引用元URL：https://sports.yahoo.co.jp/official/detail/202008070014-spnaviow