秋を迎えボート界は、年末のSG平和島グランプリに向け、賞金争いの熱気が一気に高まってきた。20日からは、ボートレース発祥の地・大村で、SG第67回ボートレースダービーが開幕する。直前コラムを2回連載で送る。1回目は「日本一インが強い」と言われる大村の水面特徴を紹介する。

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「大村のインの強さは日本一」と、よく言われる。今年の元日から、G1平和島周年が終わった10日まで、イン1着率データでトップ3を見ると(1)大村65・7%(2)徳山65・6%(3)芦屋62・8%。微差ながら大村が首位に立つ。近代ボートはインが強いのが当たり前だが、それでも約3個レースに2回はインが勝つというデータには驚かされる。

長崎・大村湾の一角にあり、以前は風に悩まされたが、2マーク側に防風ネットが大きく張られ、風の影響が弱まった。また、今の時期は、風も冬のように強く吹くことが少なく、水面は穏やか。インは強くなる。

6月に開催されたG1周年(6日間72レース)の1着コースを見ると、

<1>コース 46勝(1着率64・8%)

<2>コース 9勝(同12・5%)

<3>コース 7勝(同9・7%)

<4>コース 8勝(同11・1%)

<5>コース 2勝(同2・8%)

<6>コース 0勝(同0・0%)

特に、5日目は10勝、最終日は11勝で準優、優勝戦は全て逃げで決着した(優勝は井口佳典)。インが弱みを見せるとすれば初日。4、5コースからの1着があり、3連単万舟券も飛び出した。スタート勘をしっかりつかみ切れていないことも要因だろう。

※明日はドリーム戦展望

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