オール埼玉のお盆開催は1枠の須藤博倫(42=埼玉)がインから押し切った。戸田は前回6月に続いて14回目、通算では61回目の優勝を飾った。次位争いは佐藤翼が、追いすがる畑田汰一を振り切って2着に入った。

須藤は1Mで浅見昌克のまくりを受け止めた分、ターンが少し流れたが、佐藤翼の差しは許さず、バックは先頭に立った。「正直に言うと出足系はずれていたんですけど、それでも(佐藤)翼が伸びを良くしてきそうだったので、出足には持っていかず、直線を良くしようと。1Mは何とか持ってくれました」とレース後は安堵(あんど)した。

今節も多くのファンが入場。須藤にとっては地元戸田でファンがいる前でのレースは久々だ。「そのために今節は準備してきたつもりだし、戸田で連続で勝てたので、ここからペースを上げていきたい。(欠場した桐生)順平がいなかったからと言われないようにしていきたい。若手の台頭はうれしいんですけど、まだまだ自分も若手だと思っているので、SGを目指して1走1走いいレースをして頑張っていきたい」と今後の活躍を誓った。

引用元URL:https://www.nikkansports.com/public_race/news/202008160000625.html