川崎智幸(53=岡山)が巧腕を存分に発揮した。準優10Rは冷静沈着な2コース差しでバック突き抜けた。スリットで優位に立っていたが「まくる気持ち満々でいったけど、茶谷(信次)選手が伸び返してきた。スタートで前にいたので、差すことができたね」と、してやったりの表情を見せた。優勝戦は3枠だが進入から乱れそうだ。「まあ、枠辺りから。安心して乗れるし、一番いい状態。これ以上足を求めませんよ」。テクニシャンが柔軟なレース運びで、今年の初笑いといきたい。

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