西橋奈未（24＝福井）が準優10Rでイン速攻を決めた。

予選は3位通過。準優は相当のプレッシャーだったらしく、ピットに揚がってくるなり「緊張した～」と、ほっとした様子で肩の力を抜いた。

「出足型の調整は変えていません。でも、（芦屋で）優勝した前回より伸びはいいし、全体に上位だと思います。準優のスタートは全速で行けたし、全速なら余裕がある感じ。乗り心地は4日目のほうが良かったけど、それも微調整の範囲です」。

記憶に新しい1カ月前の初優勝は、この芦屋だった。今年は、浜名湖クイーンズクライマックスシリーズに賞金ランク24位で出場を決めるなど、波に乗りまくっている。ただ、そんな中でも、冷静さを失わないように自身に言い聞かせている。

優勝戦は3枠。攻撃力を生かすには絶好枠だが、隣の2枠には変幻自在な堀之内紀代子が控えている。その動きに惑わされなければ見せ場は必ずある。

芦屋連続優勝へ向けて、フライング持ちの身ながらスリットを全速で駆け抜ける。

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