前田紗希が課題を克服して、最後も1着つかむ/徳山
<徳山ボート:ヴィーナスシリーズ>◇5日目◇14日
前田紗希(27=埼玉)が1Rで、2コースからコンマ09の好スタートを決めると、ジカまくりで待望の今節初勝利を飾った。
「ぐりっと回れるし、合えば回り足は力強い。行き足もしっかりしてきた。エンジン自体がいい」とレース後には大きな笑みを浮かべた。後半9Rは3コースから3着だった。
節間、尻上がりにリズムアップしている前田の最近の課題はスタート。
「お父さん(前田光昭)にも『自分のスタートを行け』って叱られるんですけど、自分の(空中戦の)見え方で行っても、周りに人が付いてこないと、えってなって、(レバーを)放っちゃうんです。そこから攻め切れなくなってしまうんですよね…」。
今節の平均スタートは、5日目まででコンマ18。最終日こそ鋭発を決めて、4R5枠と9R4枠の2走を元気よく走り、ファンにアピールしたい。