中沢宏奈が予選突破「仕事に集中して」優出へ/徳山
<徳山ボート:ヴィーナスシリーズ>◇4日目◇13日
中沢宏奈(32=東京)が、10Rで3コースからの差し切り勝ち。今節初勝利となった。
初日、2日目は3戦してオール2着。3日目に4、4着とペースダウンしたが、この勝利で得点率7・33となり、予選を8位で通過した。
「全体的にいいですね。特に、手前のかかりや回り足がいいと思います。直線は出ていくことないけど、バランス取れている。3日目まで、(調整は)こんなに何もしなくていいのかっていうくらい、何もしていないんです。4日目に、ようやくペラの開きをちょこっと直したくらい」。
相棒44号機は複勝率37・5%。前回、G1ダイヤモンドカップで、地元の白井英治が仕上げたエンジンだ。
「ここ最近、男女混合戦を走って何かをつかんだ感じだったんです。走り方とかペラの勉強になりました。ただ、そこから女子戦になってリズムを崩してしまって、前回の三国でフライングを切ってしまった…。でも、しょうがないと切り替えて徳山入りをして、仕事に集中できているし、いい方向です」。現在の心境を語った。
5日目の準優は10R3枠。中沢にとって絶好の攻めができる枠番をゲットした。「今の目標は優勝することと、早くA級に上がることです。でも、意識しないように自分の意識で行きます」。笑みを浮かべたその目は、しっかりと前を見つめている。