絶品のまくり差しがズブリ! 原田幸哉(44=長崎)が3コースからイン湯川浩司の懐を鋭くえぐった。G1は昨年12月大村周年以来の15度目、通算86度目の優勝を飾った。

地元湯川は惜敗の2着。3着争いは磯部誠が競り勝った。

原田は前回の下関SGメモリアルで6着を並べた。精神的ショックは大きかった。「後輩や一ちゃん(柳沢)から、あとは上がるしかないですからと励まされた。気持ちを切り替えられた」。即反撃の優勝で賞金ランクは34位に浮上。年末のベスト18入りへ、一筋の光明が見えた。「(フライング休みで)90日間も休んでずうずうしいけど、グランプリだけは目指したい」。

10月20日からは、地元の大村SGダービーも控えている。「ゆとりを持てるレースができた。優出が目標です」。住之江で回復した自信を胸に、今後の戦いが楽しみだ。

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