まくらせず、差させず-。宮之原輝紀(22=東京)がインからコンマ08スタートを決めて逃げ切った。18年8月の平和島以来、約2年ぶり通算3度目、ルーキーシリーズは初めての優勝を飾った。2着は松尾拓、3着は吉川貴仁が入った。

イン宮之原に対し2、3枠の松尾拓、吉川貴仁がコンマ04のスリットで来たが、宮之原は内から伸び返した。1M先マイもターンマークに寄り過ぎ、今度は松尾の差しが入りかけた。しかし、ターン出口から伸びて抑え込み、突き放した。

宮之原が優勝から遠ざかった要因に、スタートの遅さがあった。今節は11走して8度、1艇身以内のスタートを決めた。今月は、プレミアムG1びわこヤングダービー(17~22日)に出場する。昨年は一緒に優出した同支部の先輩、永井彪也が優勝した。「身近な人が勝ち、自分にも(タイトルが近いものに感じた)」。宮之原は今節の優勝をステップに、また新しいステージに上がっていく。次節は7日からの大村ルーキーシリーズに出場予定。

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