水面でも強烈アタック!キュートな新星/野田なづき

女子ボートレーサーの魅力に迫る「ビューティフル・ボートレース」。今回は、野田なづき(20=佐賀)を紹介する。バレーボールに打ち込んだ情熱をボートレースに注いで、水面に強烈なアタックを打ち込む。キュートな笑顔を武器に、ニューヒロイン誕生の予感だ。

20歳の誕生日を自宅で祝う(本人提供)
20歳の誕生日を自宅で祝う(本人提供)

 

-バレーボール選手としての挫折がレーサーの道へ

野田なづき(以下野田) 小学校5年生からバレーボールを続けて、強豪高校に入りました。でも156センチと選手としては小さかったこともあって、やってきたアタッカーとして活躍するには「高さが足りない」と限界を感じていました。そんな時期に祖母の住んでいた近くの大村にボートレース場があったことを思い出しました。女子も活躍できることを調べて、やってみたいと思ったんです。母親同士が知り合いで、レーサーの小芦るり華さんの話も聞いて進路を決めました。

高校ではバレーボールに打ち込んだ(本人提供)
高校ではバレーボールに打ち込んだ(本人提供)

 

-高校を中退してボートレーサー養成所は一発合格

野田 バレーボール部のチームメートに、目指していた春高バレー高校バレーボール部の頂点を決める大会)を一緒に戦えないことを話した時は辛かったけど、新たに自分が頑張れる舞台を見つけることができました。

-養成所では苦労した

野田 後半は体調を崩して大変でした。何度も心が折れそうになったけど、高校時代のチームメートが送ってくれた手紙に励まされて、何とか卒業できました。

プロ野球選手を目指す弟(右)とツーショット(本人提供)
プロ野球選手を目指す弟(右)とツーショット(本人提供)

 

プロ野球を目指す弟(匠さん)から刺激

野田 佐賀商のエースで150キロ近い直球を投げるんですよ。でも私と同じで175センチと投手としては大きくなくて、大学に行くか、すぐにプロを目指すか進路は迷ってるみたいです。コロナの影響で甲子園出場もかなわなかったですからね。私も弟のトレーニング道具を借りて体を鍛えてます。将来的には同じプロスポーツの世界で頑張れたら最高ですね。

-オフは

野田 家族や友達とショッピングや旅行に行ったりするのは好きだけど、コロナの影響で今年は外出ができなかったですね。もっぱら動画鑑賞やゲームにはまってしまいました。野球を頑張っている弟に食べてもらおうと料理も覚えました。得意料理はオムレツです。

同世代の練習仲間。右から定松勇樹、末永和也、常住蓮(本人提供)
同世代の練習仲間。右から定松勇樹、末永和也、常住蓮(本人提供)

 

-好きな男性のタイプは

野田 竹内涼真さんみたいな頼りがいのある年上の人が好きですね。あとはボートレースのCMにも出てる田中圭さんも好みです。

-最後にボートレースの魅力とは

野田 私みたいに小さくても男子相手に対等に戦える場があるのが魅力ですね。全力でぶつかって、迫力あるレースを見せたいし、ぜひレース場に見に来て応援して欲しいです。

※次回は9月8日更新予定

◆野田なづき(のだ・なづき)2000年(平12)7月19日、佐賀県多久市生まれ。佐賀県立鹿島実業高校を中退して125期として19年11月、からつでデビュー。昨年の獲得賞金は42万7000円。今年は277万4000円(8月10日現在)。156センチ、47キロ、血液型A。


 引用元URL:http://www.nikkansports.com/public_race/boat/beautiful/news/202008110000629.html