【BOATRACE】「今後の思いはSGでの活躍!」とレディースチャンピオン優勝の平山智加

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 ボートレース多摩川で開催されていた「プレミアムG1・第34回レディースチャンピオン」は10日、12Rで優勝戦が行われた。レースは1枠インの守屋美穂を、2枠2コースの平山智加がジカ外(すぐ横)コースからのまくり大技で撃破して優勝を遂げた。【写真は表彰式。左が平山智加、右は静波まつりコスプレのえなこさん】

 平山は今回が5度目のレディースチャンピオン優出で、悲願の「夏の女王」初制覇となった。これでG1の記念タイトルは2013年の尼崎周年(男子5人相手)、同年芦屋の第2回クイーンズクライマックスに続き3つ目。優勝賞金1100万円を獲得して、今年の獲得賞金は3247万円に。女子賞金レースでも首位に立ち、年末へ向けてさらにリズムを上げていきそうだ。

【優勝戦12Rの展開】
 進入は123/456。スタートは内から《15・20・25/19・29・27》。トップタイミングは1枠インで人気の守屋美穂。逃げ態勢と思われたが…。余裕のある隊形で、守屋が大事に1マークを回ろうとした一瞬のスキを突いて、2枠2コースから平山智加が全速攻撃。守屋を引き波に沈めてVゴールへと独走。守屋はインで立て直して惜敗の2着。3着は3号艇・細川裕子と4号艇・櫻本あゆみが最終コーナーまで競ったが、3周2マークを内から先取りした細川が競り勝った。
2連単2-1 660円 3番人気  3連単 2-1-3 1,710円 6番人気

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【優勝・平山選手のコメント】
 「(レディースチャンピオンは)ずっと欲しかったタイトル。取れてほっとしました。本当にうれしいです。エンジンはバッチリでしたね、展示もすごかったし。エンジン自体がすごく良かったのだと思います。(レディースチャンピオンは5度目の優出で)プレッシャーはあったけど、年数を重ね、2号艇でもあったことで冷静にいけました。スタートの20は恥ずかしかったですね。ただ1マークはいい横との距離を持って入れました。差しか全速かは半々で考えていたんですけど、体が動いてくれました。飛ばされても仕方ないと思ったけれど、うまくいって良かった。結果オーライです」。
 
 2度の産休をはさんでの復活劇だったが、「母親になって気持ちが強くなりました。子どもを家に置いてきているから、1分1秒も無駄にはできない。そういう気持ちがあるから、プレッシャーにも打ち勝てたと思います。家族に感謝の気持ちを伝えたいです。

 今後は「だいぶブランクはあったけれど、SGでまた活躍したい、思いはそこにあります。そのSGのチケットも取れました(2021年・福岡クラシック)。年末へ向けてG1、G2のあっせんも入っているし、そこで勉強しながら、またSGの舞台で戦えるように頑張っていきたいです」。

引用元URL:https://sports.yahoo.co.jp/official/detail/202008110012-spnaviow