【BOATRACE】塩崎桐加と高田ひかるが三重勢18大会ぶりの優出を狙う

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 多摩川レディースチャンピオン(8月5日〜10日開催)は4日目が終わって予選ラウンドが終了。明日9日の準優勝戦に進む18人の顔ぶれが決まった。


 準優メンバーの内訳を支部別で見ると、福岡が5人と断トツの数字。岡山が3人でそれに続き、愛知・三重・香川が2人ずつ、群馬・東京・滋賀・山口が1人ずつとなった。

 これは近年のレディースチャンピオンの勢力図をそのままなぞったような構図だ。レディースチャンピオンが3月開催から8月開催へ移行した2012年度以降の支部別優出回数ランキングが以下のとおり。

【レディースチャンピオン 支部別優出回数ランキング(2012年度以降)】
1位 香川支部 8優出2V (準優2人)
1位 岡山支部 8優出1V (準優3人)
1位 愛知支部 8優出  (準優2人)
4位 福岡支部 6優出2V (準優5人)
5位 滋賀支部 5優出1V (準優1人)
6位 群馬支部 3優出  (準優1人)
7位 福井支部 2優出
7位 徳島支部 2優出
9位 広島支部 1優出1V
9位 長崎支部 1優出1V
9位 埼玉支部 1優出
9位 東京支部 1優出  (準優1人)
9位 静岡支部 1優出
9位 兵庫支部 1優出
15位 三重支部 0優出  (準優2人)
15位 大阪支部 0優出
15位 山口支部 0優出  (準優1人)
15位 佐賀支部 0優出
(※カッコ内は今節の準優進出人数)

 香川・岡山・愛知・福岡の"トップ4"が今回も強さを見せて複数人の準優進出者を輩出することに。この4支部だけで準優18人のうち実に12人を占めている。しかも予選1位は岡山の守屋美穂、予選2位は香川の平山智加となっており、V争いの主導権をがっちり握っている格好だ。

 盤石の強さを見せている"トップ4"。しかし今回はそのなかに割って入ろうとする新勢力がいる。三重支部だ。塩崎桐加【写真】が予選7位、高田ひかるが予選15位に入って準優切符を獲得。トップ4以外では唯一、複数人の準優進出者を出した。

 三重支部勢のレディースチャンピオン優出は、2003年芦屋大会で優勝した西村めぐみ(現・本部めぐみ)が最後。ずいぶん長い間、女王戦線から蚊帳の外に置かれてきた。

 そんななかで現れた塩崎、高田という期待の星。塩崎はレディースチャンピオン出場3回目で初準優出、高田はレディースチャンピオン出場3回目で昨年に続く2大会連続の準優出となった。

 明日9日の準優は塩崎が12Rの3号艇、高田が10Rの5号艇で登場。18大会ぶりとなる三重支部勢のレディースチャンピオン優出を目指す。場外発売を行っている津のスタンドが歓喜に沸くような活躍を期待したい。

引用元URL:https://sports.yahoo.co.jp/official/detail/202008080028-spnaviow